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フェラーリ412エンジン分解中!!

2022.08.23

営業ブログ

 

残暑厳しいですねー

弊社のファクトリーにて

珍しいエンジンを見かけたので

工場長へ確認をしたところ

教えてもらいました!!

 

現在、フェラーリ412の

エンジンであるTipo F101Eを分解中です。

今日は、このエンジンの解説も交え

紹介してみたいと思います。

 

遡ること75年ほど昔の1940年代半ば

このエンジンの原型が誕生しました。

設計者はジョアッキーノ・コロンボ。

412のエンジンは伝説となった

コロンボエンジンの末裔で、ラストを飾った存在なのです。

気筒当たり当初125cc、(合計1,500cc)

だった排気量は段階的に拡大され

最終的には気筒当たり412cc(合計4,944cc)

と、3倍以上になります。

段階的にエンジン本体のサイズも

拡大され続けていった結果

最初と最後では全く別のエンジンと

呼んだ方が良いのかもしれませんが

同系統というだけあってシリーズに

共通した特徴もあり、以下それらを挙げてみると

シリンダーブロックは、直線的なエッジが効いたデザインで

バンク角が60度、クランク中心部で上下に

分割されるハーフスカート構造。

エンジン前側には、カムを駆動するチェーンや

そのテンショナーなどを収めたケースがボルト止めされている。

オイルパンはオイル容量を稼ぐため

左右に大きく張り出している。

 

412のエンジンを

シリンダーブロック外寸が共通という

もう少し狭い範囲で分類すると、ベースは365GTとなり

名車である365GTB4(デイトナ)も同系統となります。

365GT→365GTCの過程でツインカム化され

吸気ポートは従来Vバンクの間だったのが

シリンダーヘッド上部を貫通する取り回しへと変更になり

キャブレターはエンジン外側のエキゾーストマニホールド

真上に横向きでレイアウトされます。

その3代後の400iで排気量が拡大され

K-ジェトロによりインジェクション化されました。

次の412で更に排気量が拡大され

これがコロンボエンジン最後の形となり

次モデルの456GTからは

完全に新設計されたエンジンが

搭載されることとなります。

 

デイトナと同系統のエンジンというと

パワーを追求した荒々しいイメージになるのですが

元々4シーターは、そんなにパワーを追求しない方向性な上、

インジェクション化された400i以降は

更にマイルドな特性となっており

その強烈なパワーを味わうというよりは

12気筒特有の点火間隔が短く滑らかに回る

上質なフィーリングを楽しむためのエンジンとなっています。

 

 

 

 

写真は412のシリンダーヘッドを外している途中で

シリンダーヘッドを固定しているスタッドボルトが錆び付いて

ヘッドが固着し外れてこないので

治具を作成して少しずつ引っ張り出しているところです。

上記の解説にもあります、エキゾーストカムの上にぽっかり空いた

吸気ポートのレイアウトなど、独特な造形をしたエンジンです。

 

かつての名設計者に思いを馳せながら

その人の作品を分解して組み立てることは中々感慨深く

フェラーリエンジンを触る者の特権と言ってもよいかもしれません。

また後ほど、進展を紹介していきたいと思います。

 

 

 

 

 

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