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206GTをバラそう。 その3:ピストンとシリンダーの測定

2019-03-27

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皆様こんにちは工場のハムでございます。今日も206GTの作業を引き続き紹介していきます。

分解前に一番心配だったのがシリンダーとピストンの磨耗状況で、仮にピストンが使えないとなると、オリジナルの新品を入手するのは絶望的なので、何らかの代替方法を考えなければならず、真っ先に測定して使えるかどうかの判断をすることに。


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コンロッドから外したピストン。かなりカーボンが溜まっているので、測定前に掃除します。

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掃除したのですが、長年火炎に晒されたような痕跡が残ります。これは使えると判断できたら磨くことにして。

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ピストン径を測る位置は、ピストン下端から上に15mmの場所と指定されているので、測りやすいよう指定箇所にマーキングしておきます。

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測定中。

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次はライナー内径の測定。ライナー内部の上中下と縦横それぞれ、ライナー1つにつき6カ所の寸法を測定します。

測定結果は、ピストンが85.81~84mmの範囲、ライナーは一番減りやすいピストンピンと直角方向の上部で、0.04~0.05mm減っている感じ。

ボアが86mmに対して、ピストンクリアランスが16~19/100mmって、現代の車では考えられない位のガバガバクリアランスなんですが、50年前の当時は鋳造の熱膨張対策がとられていないピストンです。それを7000rpm超えの超高回転で回そうという設計ですから、実は基準値からそんなに外れていない値なんです。ライナーの方が、ボア86mmピッタリになれば全然いけそうな感じ。

1気筒だけライナーに傷が入っていたので、その傷を埋めながらメッキ加工をすれば、クリアランスは良い所にもっていけるでしょう。

ということで、ピストンは交換しない方向になりました。

といってもライナー加工のため、シリンダーブロックからライナーを抜き取らなければならないので、それはそれで大変な作業なのですが。

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