「今はなき友 N.Yに」

2017.12.05 アリアファクトリーブログ
皆様こんにちは工場のハムでございます。
今日も物書き口調にて、拙著のサイドストーリーみたいな感じです。

 

拙著の2ページ目には、「今はなき友 N.Yに」とだけ小さな文字で書かれている。
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今日はその話をしてみたい。
入稿版のあとがきは、校正の段階でかなり削除したので、当初の半分位の分量になっている。
その削除された箇所を以下に、多少の注釈を付け復活させてみたい。

 

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もうここまで来れば多少の余談もよいだろう。園部氏(講談社の担当さん)は同郷のよしみで、氏の弟さんと私は同級生の間柄である。
そしてもう一人、17~18年前に園部氏から紹介された人物も、本書のコンセプトに重要な役割を果たしていた。それは、かつて私のHPにMOMODA氏として登場していた、故 吉田直孝氏である。
彼とは毎週末の早朝、一緒に首都高を走り、平日の夜は飽きもせず毎晩のように、電話で車の話ばかりしていた。
彼は、まず機械も含め物事の本質からズバッと突いてくる話し方が特徴的で、「分かっている人」が好む車の操作感にも、並々ならぬこだわりがあった。
挙句は草耐久レースのチームを一緒に作り、2人ともドライバーとして出場し、ドライビングも切磋琢磨し合うほどで、そんな、車という「何か」の理解を、求道的に深めようとする仲間であり、レースのタイムを競うライバルであり、そして無二の親友であった。
私が大阪に行っていた時期は疎遠になったが、アリアガレージの工場立ち上げで戻り、また遊べるな。と、再会を祝った直後、クモ膜下出血により急逝された。もう9年前の出来事である。
確か生前は私より5歳位上だった記憶だが、いつの間にか私の方が年上になってしまった。
本書における題材の採用理由や視点、論理の組み立て方法は彼からの賜物であり、そんな彼が唸るような内容を目指し、本書を読み、「お、分かってんじゃん」とコメントされるのが、最大の賛辞であったのだが。
ここまで形にできたことを素直に感謝し、ご冥福をお祈りしたい。

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そう。この内容が「今はなき友 N.Yに」という一言に集約され、2ページ目にひっそりと存在しているのだ。

この季節になると頻繁に思い出す彼の命日は12月10日。今年で10周忌を迎える。
彼は大阪湾を望む高台に眠る。
今年は久しぶりに墓参りをして、その後、彼が常連だった自由が丘のイタリアンにて、彼の親友達と共に偲びたい。
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